ボートレーサーは開催中どんな1日を過ごしてるの?

ボートレーサーは競艇場ではどんな1日を過ごしているの?

ボートレース中継を見ると、レースの度に6人のレーサーが颯爽と登場して、豪快なスピードでボートを操縦する姿が本当にカッコイイですね。
そんなボートレーサーの日常についてですが、レースがある時は1日をどのように過ごしているのかご存知でしょうか。

そもそもボートレースはモーターボートを操縦して競い合う競技ですから、ボートレーサーには瞬発力・冷静な判断力・体力・気力が必要ですね。それだけではなく、ボートのスピード感が重視されるため、日頃からウエイトコントロールを十分に行う必要があります。

午前中に開催されるボートレースの場合、早朝に起床し、競艇場に到着したら自分が乗るモーターボートの整備や操縦をすぐ行うものではありません。まずはボートレーサー自身の健康状態を良好に保つためにも、体操を行い、体重測定などが行われます。

これを済ませてから初めてボートに触れることができるのですが、モーターボートの安全性などを確認してから水上に出て行きます。ボートレーサーは普段から体重制限が厳しいのですが、レースの日が近付くとよりいっそう厳しくなります。
中には最低体重の基準よりも低い選手もいるので、その場合はレースの日に体重測定した後、ボートレース専用のマットや重りを装着してレースに出場することになります。

ボートレース直前のモーターボートの状態を入念に確認する

ボートレーサーにとっては体重管理ももちろん重要ポイントですが、それ以上に重要なのが自分が操縦するモーターボートの状態を確認して、必要に応じて調整・整備することです。
昨日まではボートの調子も良くて特に何の異常がなかったとしても、モーターボートはその日の気候などによる気温や湿度の変化にとても敏感で、わたしたち人間よりもモーターボートのほうがデリケートなのかもしれません。ですから、ボートレース直前には、モーターボートの調整はこと細かく行う必要があるのです。
モーターボートの調子が整ったら、いよいよボートレースの本番を迎えることになります。

ボートレース期間中のボートレーサーの日常生活は?

ボートレースの期間中は、レーサーたちはどのような日常を過ごしているのでしょうか。
ボートレーサーは見た目は華やかですが、レース直前まで自己に厳しく徹底的にウエイトコントロールを行わなければならない地道な職業です。

ボートレース期間中は、ボートレーサー専用の宿舎にしばらく宿泊して団体生活を過ごすことになります。ボートレース期間中は、外部との連絡・接触ができないため、万が一、緊急の事態が発生した場合などは職員の立ち会いが必要となります。

ボートレース開催中のボートレーサーたちの日常の過ごし方は、レースで見られるような華やかさはまったく感じられず、アスリートとしてストイックな生活を過ごしているのです。

性別や年齢を問わずボートレーサーたちが称賛されるのは、日々のモーター整備・ウエイト管理・団体生活といった積み重ねを競艇ファンは理解しているからだと思います。