ボートレーサーになるための受験資格について

ボートレーサーを目指すための年齢条件は?

ボートレースの試合を見ていたら自分もいつしかボートレースに参加したい、出場したいと思いを馳せるようになる方も多いと思います。
今からでも目指せるものならばボートレーサーになりたい方のための条件と、ボートレーサー養成所の受験資格はどのようになっているのか、疑問点を解決しておきたいですね。

ボートレーサーになるには、養成所に通い、ボートレースの来から応用、ボートの操縦技術までみっちり学ぶ必要があります。

現在、全国各地のボートレース場にて活躍するボートレーサーは10代から70代まで幅広い年齢層ですが、ボートレーサーを目指すのに40代からでは残念ながら受験できません。一般的に、ボートレーサーを目指すためにまずは養成所に合格しなければなりませんが、受験資格として年齢条件は15才以上30才未満となっています。また養成所に入学する時点において、中学校を卒業していることが前提となります。
年齢と学歴については、最低限その2つを満たしていれば十分なので、職歴などを問われることはまずありません。

ボートレーサーになるための健康状態の条件とは?

ボートレーサーを目指すには年齢・学歴に関する条件の他に、健康状態に関する条件もいくつかあります。
身長は175センチ以下であること、そしてボートレーサーには特に体重面での条件が厳しくなっています。実際にボートレースに出場する前に、厳しい食事制限をするボートレーサーもたくさんいます。

養成所を受験する時点において、男性は体重47キロ以上57キロ以下であること、女性は42キロ以上50キロ以下であることが条件となります。
今年こそはボートレーサーを目指してスクールに入学したいと思うのなら、身長を変えることはできませんが、体重なら今から十分にウエイトコントロールができるはずです。

車の運転免許を取得する際にも視力に関する条件が定められていますが、ボートレーサーを目指す上では視力は両眼ともに0.8以上であること、目の健康状態は色弱の人は不可、聴力はボートレースに出場するのに支障がない程度に十分聞こえる人ならOKです。

ボートレース養成所の入学試験の難易度はどれくらい?

ボートレース養成所の入学試験は、どのような感じなのでしょうか。基本的には1次試験・2時試験・3次試験まで実施されていますが、特別枠による受験の場合は、1次試験と2時試験が免除となりますので、最初から3次試験のみ受験してこれをクリアすれば合格となります。特別枠とは、他のスポーツでの高い実績がある人などがこれに該当します。

1次試験においては、国語・数学・社会・理解の4科目の学科試験と合わせて体力に関する試験が実施されます。体力試験では、体の柔軟性や筋力、敏捷性、瞬発力などをチェックします。まずはこの1次試験を突破した人のみが2次試験に進み、2次試験をクリアすれば3次試験まで進み、これを突破すれば養成所に入学することができます。

入学する段階から狭き門であると言っても良いですが、本来、ボートレーサーに求められる要素はメンタルの強さ・体力・気力・判断力・瞬発力・冷静さであり、学歴や職歴・容姿などはほとんど関係ありません。

ボートレーサーの養成所の入学試験の難易度ですが、まずは最初の1次試験の受験者は年間平均で約1000人~1200人、そのうち合格者は毎年平均で40人前後なので合格率は25分の1~30分の1となっています。

ボートレーサーの養成所はどこにあるの?

ボートレーサーの養成所は、昔からうなぎ料理が有名な福岡県柳川市にあります。今年こそはボートレーサーを目指したいと思ったら、まずは柳川のボートレーサー養成所のウエブサイトを閲覧して、募集要項について確認しておくと良いでしょう。

ボートレーサーになるには、単にボートレースの基礎知識や応用知識、ボートの操縦について学ぶだけではなく、精神力と体力を鍛える必要があります。そのため、養成所は全寮制となっており、礼節を基本とした基本方針でプロのボートレーサーを育成しています。

ボートレーサーを目指す人向けの体験学習ってどんな感じ?

ボートレーサーを目指す人は福岡県柳川市にある養成所の入学試験を受験して合格する必要がありますが、その前に「ボートレーサーってどんな感じなのか気になる!」という人向けに、体験学習ができるのをご存知でしょうか。

ボートレースに関する民間団体として日本モーターボート選手会という団体があるのですが、中学生と高校生向けに体験学習が定期的に実施されているので、興味があればここからスタートしてはいかがでしょうか。あくまでもボートレーサーの世界を体験することが目的であるため、入学試験などは特にありません。

ボートレーサーの養成所は1年間みっちり学びますが、体験学習は2泊3日ですから、ボートレースの基礎について少しかじる程度ですが、良い勉強になると思います。